はじめに
週末に簡単に首輪を制作しました。
首輪は以前に試行錯誤しながら作った経験があったので、
その首輪を見本にして、大雑把に作ってしまいました。
首輪を手作りしたい方の参考にはならないかもしれませんが、
筆者自身の備忘録として記事にしてます。
前に制作して、使っていた首輪です。
今月のトリミングでトリマーさんが首輪をつけてくれようとしたのですが、
その時にあまりにもボロボロになっていて、
着けにくそうにされていたので、新しく制作する事にしました。
材料と下処理
材料
- 栃木レザー1.5mm幅レース
- 美錠金具
- Dカン
金具に関しては、色々と種類をストックしているので購入場所はわかりません。
革レースはこちらで購入した残りです。
150cmで販売されているので、以前リードを作った時の残りだと思います。
革漉きと床処理
美錠金具を通して折り返す部分を漉きました。
床面全体を水で処理しました。
処理剤のトコノールは原材料の合成樹脂が気になり使用してません。
身につけて肌にあたる部分なので、今回は全て水で処理してます。
金具取り付け
美錠を通すための穴をあけました。
ハトメ抜きで2箇所穴をあけて、その穴の間をカッターで抜きました。
美錠を通した時にバンド留めの存在を忘れていたので、
スクラップレザーの中から適当なのを探して、急遽作りました。
テキトーに切ってボンドで止めただけの簡単なものです。
(写真は接着部分を固定して乾燥させているところです)
念の為、接着部分を縫って補強しようと思ってたんですが、
乾燥した時にすっかり忘れて、そのまま通してしまいました💦
美錠を通して折り返しカシメで止め、
(この時、美錠の向きに気をつけて下さい)
Dカン、バンド留めを挟んでカシメていきました。
金具と金具の間をきっちり測ったりしてないのですが、
前に作った首輪があるので、それを参考にしてカシメの場所を決めました。
この首輪の場合、折り返しの部分が7cmなので、
目分量でやっても失敗することはないと思います。
コバの仕上げ
金具がない方の端を落としてます。
ヘリ落としでバンド全体の角を落としました。
その後、ヤスリがけしてから、水をつけてひたすらコバ磨きしてます。
水なので乾燥が早くて、少しずつしかコバ磨きが進みませんでした。
コバ磨きと床面処理については前に記事にしてます。
床処理もですけど、水だと少しずつで回数を重ねる必要があるので、
結構、大変でした。
ヤスリがけと水磨きを2回繰り返して、最後に捻引きしました。
捻引きはダイソーのグルーガンの部品を貼り付けて熱をかけてます。
詳しく知りたい方は、”フチ捻”、”ダイソー”の単語で検索を掛けて下さい。
文字入れと穴あけ
美錠を止める穴をあける前にレーザーで文字を入れました。
MERU(名前)の横に電話番号を入れました。
写真では隠してますが、上段に携帯番号、下段に自宅の番号を入れました。
実はボロボロになった前の首輪にも文字入れしてるんですが、
経年劣化で色が濃くなって、全く文字は認識できなくなってました。
今回はナチュラルのヌメなんで、少しは長持ちすると思いますが、
やはり、経年劣化は避けれないので、
万が一の用心なら、金属製などの迷子タグの方が確実だと思います。
それでも文字入れしたのは、単なる自己満足です。
最後に首の周囲に合わせて穴をあけました。
さらに、その穴を基準にして1cmずつ長くなるようにして2穴あけました。
(美錠を止めるための穴は合計3つです)
最後に仕上げのラナパーを全体に薄く塗って完成です。
写真を撮ろうと距離をとっても、すぐに近づいてくるのでインカメラです。
何度か普通に撮ろうとしましたが、諦めました。
おわりに
大雑把に作ったのもありますが、
裁断も縫う必要もなかったので、かなり早く作れたと思います。
材料さえ揃っていれば、簡単に作れるアイテムの1つだと思います。
まぁ、需要は限られますが…。
唯一、気を付けるとしたら、美錠を取り付ける時に向きに注意するくらいです。
今回、文字入れのところは、かなり簡単に説明してますが、
また、機会があれば刻印関係の記事もアップしたいと思います。
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