〜毎日投稿をやめて分かったこと〜
今年の振り返りとして、ちょっと正直な話を書いておこうと思う。
成功談ばかり目に入るけど、うまくいかなかった側の話も、たまにはあっていいと思うから。
AIショート動画で「毎日投稿」を続けた結果
AIを使ったショート動画チャンネルを運営してみた。
ジャンルは動物・雑学系。いわゆる人気ジャンル。
最初は、かなり楽しかった。
AIで台本を作って、動画も自動編集。
「これ、めちゃくちゃ楽で簡単じゃん」と思っていた。
でも、途中から気持ちは少しずつ変わっていった。
楽しいというより、「ここまで来たからやめられない」という意地。
毎日投稿を続けること自体が目的になっていた。
100本を超えたあたりから、再生数もネタも限界を感じ始めた。
それでも止めなかった。
153本まで投稿して、そこでようやく撤退した。
やめた瞬間の気持ちは、悔しさよりもスッキリ感の方が大きかった。
まとめて作ってはいたけど、それでも正直しんどくなっていた。
当時の編集フローを今振り返ると
当時の作業を、今の目線で整理するとこんな感じ。
- AIで台本生成
- Vrewで自動編集
- 音声とテロップを最低限修正
- まとめて投稿予約
かなり淡々としている。
「出すこと」が最優先で、編集で何かを工夫する余地はほぼなかった。
AIで作れること自体に満足していて、
動画の中身や見せ方について、深く考えていなかったと思う。
153本やっても分からなかったこと
今だから言えるけど、153本投稿しても、
最後まで分かっていなかったものがある。
それが「視聴完了率」だった。
当時は、
「ショート動画でも、1分に近い方がいいんじゃないか」
そんなふうに思っていた。
視聴完了率が何を意味していて、
どれだけ重要な指標なのか、ちゃんと理解できていなかった。
だから、
- なぜ初動で1800再生くらい出たのか
- なぜ最高でも3300再生で止まったのか
その理由を説明できなかった。
何が良くて、何がダメだったのか。
153本やっても、判断基準を持てなかったのが一番の失敗だったと思う。
毎日投稿は間違いだったのか?
当時は「行動量こそ正義」という考え方だった。
これは今でも、完全に否定しているわけじゃない。
やってみないと何も始まらない。
それは本当にその通りだと思う。
ただ、今振り返ると、
あのやり方は 向いている人がかなり限られている。
- 検証ができる
- 数字を見るのが苦じゃない
- 最低限の編集スキルがある
こういう前提があって、初めて成立するやり方だった。
当時の自分は、その土台がなかった。
知識も足りなかったし、アルゴリズムやデータの勉強も圧倒的に不足していた。
もしあの頃の自分に一言かけるなら、
アルゴリズムとデータに、もっと興味をもって!!という言葉になる
今のチャンネルは、真逆のやり方をしている
今運営しているチャンネルは、当時とはほぼ真逆だ。
- 毎日投稿はしていない
- 台本と編集にかなり時間をかけている
- 数字やデータは必ず確認する
- AIは「作業代行」ではなく「思考の補助」として使っている
すぐに結果が出ているわけではない。
参考にした動画みたいな伸び方もしていない。
でも、
「何を試しているのか」
「どこを改善しようとしているのか」
これは以前より明確になった。
AIで簡単に動画が作れる、という感覚はもうない。
今は完全に、人間が考えて、AIに手伝ってもらう形になっている。
もし今の知識で153本をやり直すなら
全部やり直す必要はないけど、
これだけは確実に変える。
尺を30秒前後にして、視聴完了率を最優先にする。
出す本数より、
最後まで見てもらえるかどうか。
そこを軸に運営していたら、
結果は少し違っていたかもしれない。
毎日投稿でしんどくなっている人へ
もし今、
- 毎日投稿がしんどい
- 数字が伸びなくて苦しい
- 自分が間違っている気がする
そんな状態なら、無理に続けなくてもいいと思う。
やめてもいいし、
やり方を変えてもいい。
何も考えずに毎日投稿しても、
よっぽど運が良くない限り、成功しない。
それが153本やって分かったこと。
今年最後に、自分へ
最後に、自分に向けて残しておきたいのは
結局、楽に収益化できるなんて
よっぽど運か何かを持ってないと無理なんだと
だからこそ、
これからも試行錯誤は続ける。
失敗してる人間も、ちゃんとここにいる。
それだけは、記録として残しておきたかった。

コメント